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久しぶりに書店に行けました。
今日から始まる新潮文庫の100冊フェア、ひとまずこれだけはと掴んだ安部公房「砂の女」プレミアムカバー版。通常版も持っているけれど嬉しい、一面に砂色の表紙。
岩波文庫フェアも去年はそれどころでなくスルーしてしまったけれど特設コーナーができており、そこそこじっくり3冊を選ぶ。セネカの「生の短さについて」、ロマン・ロラン「ベートーヴェンの生涯」、峠三吉「原爆詩集」。
青「生の短さについて」は光文社古典新訳文庫を(prime readingでずっと保持しており)ときどき読み返している。そちらに含まれていない「幸福な生について」を読みたいと思って選んだ。
緑「原爆詩集」は店頭で少し読んだら自分自身の眼にも「正しい涙」が溢れようとするのを感じて選ばざるを得なかった。幼子を育てている身で真正面からどれだけ読めるかわからないが、巻末の大江健三郎の言葉を支えに読み進めようと思う。
赤「ベートーヴェンの生涯」はまったくノーマークだったものを読もうということでパラパラめくってなんとなく選んだ。書店フェアの正しい使い方、などと嘯いてみる。

なお、天気が崩れたかと思ったら書店に入っている大型ショッピングモール全体が瞬間的に停電して驚いた。エスカレーターは安全のため運転停止。エレベーターは片側のみ運行していたが、警備員さんに聞いたらまた止まるかもしれないから乗らないほうがいいと言うので、天候が落ち着くまで待ってから帰ってきた。家の近くの植物園で樹木が何十本も倒れてしまったことをニュースで聞いた。そこまでの強風ではなかったように思うので、竜巻でも発生していたのかもしれない。

日記