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全年8月17日の投稿3件]

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まだ咳が出る。詩を書いています。
大昔に書いていた詩のノートなど見ると幼さに苦笑してしまうのだが、9歳のころから詩を書いていたという事実はただ「おまえは本当にこれが好きなのだ」と囁いてくれるので少し心が安らぐ。

日記

「アルヴァとイルヴァ」、これまで読んだエドワード・ケアリー作品の中で一番面白かったのではという気すらしているのだが、なぜ復刊されないのだろう。

呟き

夏の解剖 #詩

西瓜の種を指先で

ほじくり出して白い皿に落とす

硬質なピアニシモの納骨

樹の影が揺れる

また手をよごす

うすく赤く甘く

唇は濡らそう、果汁に汗に

貪欲なまでの無頓着さで


ふと

思い出しただけのように

さりげない調子で

しばらく前に席を立った

あなたの分にもほら、塩をひとつまみ

百万年前の海水を

かわかした

ものです。

断片