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#夢日記 2025年9月20日
ひどい夢だったので書き残すか悩んだが。

 様々な時代と場所が入り混じっては流れてゆく。私は(珍しく)夢の中の登場人物ではなく、映画館の一席に腰を下ろして目の前を流れゆくできごとを眺めているだけの暗い意識である。
 倉庫に床板だけの家がある。これから人の住処として整えられていくのだろう。太った中年の女と胡麻塩の髭を長く伸ばした男がビールの研究をしている。
 場面は変わり、こわばった顔の女がいる。東南アジア系、だが連れている子供が三人いて、黒人のイメージと混じって国籍はすぐにわからなくなる。いずれにしても有色人種だ。女は少年を二人、少女を一人連れている。ひどく顔色が悪い。小さい方の少年と少女は泣いている。近くに馬に乗った男たちの気配がする。よく見ると、女の手の指は切断されている。五本中五本、それぞればらばらの長さで、短くなった指がイモムシのように動いている。十代前半に見える少年も、五、六歳に見える下の男の子の小さな手までも。少女だけは身体に傷がないが、つまり強姦されたのだろうと私の意識は解釈している。
 これはひどい物語、目が覚めてぼんやり考えたことは、決して夢の中だけの話ではなく、誰かにとっての実体験であった可能性が十分にある、そういう類の話なのだ。あるいはもっとひどいことも。

断片