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夜中、気分が悪くなって吐く。具合の悪さに対する不安や苛立ちごと吐いて、すっきりして眠る。じきに良くなるさと思っている。強い身体への憧れというのが自分の中では一番具体的で希望のある夢、と思う。

海の日。
コントロールされた浴槽の湯を除いては、自分より体積が大きい水はだいたい恐ろしく、小説を書くと、大量の水というモチーフがオブセッション的に繰り返し現れる。東日本大震災での津波は言葉の通じない暴力であり、ただただ理不尽な〈現象〉でもあった。つまり絶望がエネルギーの形をとったものだった。

日記

大統領選の演説中にトランプ氏銃撃さる。弾は頰をかすめ、右耳貫通というキーワードも聞かれたが詳細は調べていない。

日記

何やら気分が沈むので靴磨きをした。無心で取り組めて、わかりやすい結果が出る作業は良い。

日記

建築中の家を見に行った。暑いなか作業をしてくれている大工さん達に、冷たいものやミネラル補給できるものを差し入れ。
家の方は少しずつ形になってきているが、まだここに住むのだという実感がわかない。住んでみたら、もっとここをこうすればよかったというようなことも出てくるのだろうか。人間は変化するし生活も移り変わる。家を自分になじませ、自分を家になじませ、そうしてただの建物がいつしか、無数の記憶が詰まった「我が家」になっていくのだろう。

蝉が鳴き始めている。

日記

このマイクロブログに書いていることは何だか、考えていることやら体調やらの漠然とした話が多いなと思い始めた。
もう少し実生活を振り返ることのできるような、写真入り、日記……そういう感じにシフトしていけたらいいなあと感じる。
というのも最近Bluesky経由でいろんな人の「しずかなインターネット」での記事を読んでいて、写真入りで日々の生活を綴っている人の日記などは10年後20年後に自分で読み返しても面白いだろうなと思ったもので。
画像を載せるとしたら圧縮が必要になるので多少面倒ではあるが。

呟き

ああ今年も冷えたグラスの中で、夏がからんころん笑います。
おまえは熱波が産みおとした偶然の獣、だから生きていていいのだと。

断片

晴れた夜になりそうな七夕。
東京都では都知事選の開票が予定されている。東京には今、1,400万人も住んでいると知って驚いた。それも恐らく、大半は23区内に集中しているのだろう。
都内でひとり暮らしをして大学に通い、大手町のオフィスで働いていたのが遠い昔のことに思える。通勤で毎日とおっていた東京駅の雑踏のスピードにも、もう上手く乗れないだろう。もともと大して詳しくない街並みも観光地も、なお様変わりして見知らぬ場所になっていることだろう。次に遊びにでも行ったら、たぶんお上りさん丸出しだ。住んでいる場所の、「その土地の人」になっていく。それはきっと「東京」でも同じだったのだろうけれど。

パートナーの実家から立派な桃が届いた。綺麗な果物、みずみずしい野菜、骨や鱗のついた魚に肉。手触りのある生活の中へもっと潜りこんでいきたいと思う。

日記