車窓から #詩あおい光が夜の奥をよぎるひとつ息をする間にまたひとつかつて私を呼びとめたもの朝に枯れる花のように早くも希望の残り香を立てている夜に属する光人工の。今でも私はどうしようもなく置いてくるガラスを曇らす雨滴ともはや見分けのつかぬひと雫を闇の彼方にまたたく踏切のあおい光のもとへ 2023.12.24(Sun) 10:00:00 断片
あおい光が夜の奥をよぎる
ひとつ
息をする間に
またひとつ
かつて私を呼びとめたもの
朝に枯れる花のように
早くも希望の残り香を立てている
夜に属する光
人工の。
今でも私は
どうしようもなく置いてくる
ガラスを曇らす雨滴と
もはや見分けのつかぬひと雫を
闇の彼方にまたたく
踏切のあおい光のもとへ