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No.50, No.49, No.48, No.47, No.46, No.45, No.447件]

書いている小説に早いところもう一区切りついてほしくて苦しく、でも書いているあいだは飛ぶように楽しい。
朝起きた瞬間に小説のことを思うと、悪夢の残滓がすっと溶けて消えます。
このところ本当に眠りが悪いのだが元気に起きられる。躁じゃないと思うけれど気をつけます。どなた様もご安全に。

日記

しばらく投稿していないなあと思っていたらなんと1ヶ月以上が経っていた。はやいこわいやばい。
相変わらず紙の本を読んだり電子書籍を読んだりオーディオブックを聴いたりしているだけの日々ですが、夏の新型コロナ罹患後に思いついて書き始めた中篇?がひとまず最後まで辿りついたところ。膨大な量の手直しが待っていますが一番好きな工程なので楽しく苦しみたい……。

ガザ地区の状況については、一市民のレベルで心を痛めています。土地と歴史に絡む問題が複雑過ぎるので(しかし十分に単純な紛争なんてあるだろうか?)、ただ人間として業を感じています。ウクライナの方も終息の気配なし。私は家で本を読んでいる。

最近の読了リスト。
#Audible にて読もうと思いつつ後回しにしていた話題作やらを。
齊藤彩「母という呪縛 娘という牢獄」、井戸川射子「この世の喜びよ」、高瀬隼子「おいしいごはんが食べられますように」、村上春樹「猫を棄てる 父親について語るとき」、川上未映子「春のこわいもの」。

最近これといって読み進めている紙本がないのもあり、Kindleに積んでいる大量の青空文庫本をちまちま消化しています。
再読の夏目漱石「こころ」と坂口安吾「堕落論」、児童向けの翻案しか読んだことがなかったと思われるゴーゴリ「外套」。

読んだことあるはずの作品でも全く自分のものになっていないことがわかり多少ガッカリするが、飲んだ水みたいに体を通り抜けて今日を生かしてくれるならそれでもいいと思う。たぶん渇きを潤してくれた日も熱を和らげてくれた日もあるのだろう、汗や涙に意味はありますか、なくてもきっと効能はある。

日記

最近小説ばかりだなあと思い #Audible で「母という呪縛 娘という牢獄」を聴き始めました。
本人による手記だと思い込んでいたのだが、本人の手記や周囲の証言などを含め、彼女を取材した共同通信の記者が丁寧にまとめた本人との「合作」でした。
犯行を決意した契機は意外にも、医学部合格を目指して母親に強いられた九年間にも及ぶ浪人生活の中ではなく、医学部を諦めたその後に訪れたという。
暗澹たる気持ちになりますが最後まで聴きたいと思います。

呟き

ケアリー「堆塵館」を読み終え、 #Audible で少しずつ(但し1.35倍速で)聴いていた「プロジェクト ヘイル・メアリー」上下巻#読了
今は京極夏彦「姑獲鳥の夏」とルルフォの「燃える平原」を再読しつつ隙間時間にP・K・ディック短篇集(トータル・リコール他)を聴いています。ディックは長篇ばかり三作品読んだことがあるのですが短篇だとまた印象が違うなあと感じる。

呟き

ケアリー「堆塵館」、夢中で読んでいたらそろそろ読み終わりそうです。

家長ウンビット・アイアマンガーが孫息子クロッドにアイアマンガー家の来歴を語って曰く
『この悪臭を放つ鼻摘みもの、粉々になったもの、ひび割れたもの、錆びたもの、ねじを巻きすぎたもの、欠けたもの、臭いもの、醜いもの、有毒なもの、使い道のないもの。そういったものすべてをアイアマンガー一族は、なにものにも代えがたい愛情をもって遇した。そうした嫌われたものに注ぐアイアマンガーの愛情に勝るものはこの世にはない。われらが所有したものものは茶色で、灰色で、黄ばんでいて、染みだらけで埃だらけで腐臭を放っている。われらは白徽の王だ。徽すらも所有していると私は思っている。われらは徽の大家(たいか)なのだ』 #引用

呟き

サラマーゴ「白の闇」#読了 し、積んでいたケアリー「堆塵館」を読み始めました。まだ100ページ程だけれど最初からハイペースに面白い。屑山での作業描写もそのうちあるのかなとわくわくしながら読んでいます。

そういえば昨日は京極夏彦「鵼の碑」の発売日でしたが、先に既刊を一通り読み直そうと思いつつ全然読めていませんでした。これから追いつきたい。

呟き